千里を走った後の暫しの休息 〜出稼ぎ社長、千里を走る!! 〜

天高く馬肥ゆる秋、当社は集団検診をします

食欲の秋を迎えるこの時期、 皆さんの成人病検査の結果は、いかがでしたか?

コレステロール・中性脂肪・γGTP 尿酸値、、、

「家族に心配をかけるわけにはいかない」と、
ブツブツ言いながらも、内心少し心配しながら、病院へ再検診に行かれる方も多いのではないでしょうか。

かく言う私も、コレステロールや中性脂肪が、学校の成績と同じでC評価でした (^ ^;)

特にこの10年間、海外出張で、飛行機のエコノミー座席にしばりつけられ、気圧や時差の変化、取引先と乾杯!乾杯!!

コブラの唐揚げ から 亀のスープ まで飲み干し、 頭より胃袋で、仕事を消化しながら、千里を走れば、そりゃ、肝臓に脂肪がたまってフォアグラ状態、息もきれてきます。

「薬を飲め!」5年前とうとう、医者から引導を渡されてしまいました。

そんな時、新聞記事を読んだのがきっかけで、毎年 "ある事" をするようになり、健康問題に悩まされなくなりました。

その、あることとは?

どんな健康食かですって?… いや、違います。
その逆!まったく食べない事 "断食" なのです。(笑

〜断食プログラムとは!?〜

3日間の断食と、4日間の回復食。
ゆったりとした、伊豆高原の大きなペンションのような施設で、1年に1回、一週間を過ごします。

5年前に恐る恐る参加し、帰京し再検査して驚きました。

肝臓にたまっていた脂肪が、手品のようにすっかり無くなり、赤ランプのともっていた数値が、劇的にすべて改善してしまったのです!!
(参加者は女性が多いのですが、男性に劇的な効果があります。)

「実は、いくら薬を飲ませても肝機能が良くならない患者がいて困っている。
どこに行ったのか教えてくれないか」
と主事医に聞かれる始末。

バカらしくなって、病院通いをやめ、1年に一度、断食しながら運動をして、内蔵に貯まった脂肪を一掃するためだけに、1週間を捧げる事にしたのです。
(3、4日の短いコースもあります)

断食という言葉 漢字が重すぎて なかなか理解されません(笑

「禅寺に隔離されるのではないか? お経を読まされる?」
「隠れてつまみ食いをしたら、お仕置き、セッカン棒で打たれる?」
「デトックス、まっ黒い ウンコがイッパイ出るんですか?」
なんてことは全くありません(笑

施設は、バリ島の山の中、ウブドの宿のようなイメージ。
館内はリラックスムードが漂い、程良い距離感で、スタッフの方々も接してくれて、午前中の1時間程度のマッサージ以外は、全く自由行動。
断食中は、眠くなるので夜は9時ぐらいに就寝、 朝は5時ごろ、さわやかに目が覚めます。

それから、食事の無い、区切りの無い、長い、長い1日が始まります。
浮世でいかに食べる事に時間とエネルギーを費やしていたか! わかります(笑

散歩に行ったり、温泉に入ったり、陶芸をやったり、仕事をしたり(無線LAN有)ドライブに行ったり、ゴルフに行ったり、近くのDHCのスパやブールに行ったり、参加者は、思い思いの一日を過ごします。

ただ、毎年、段ボール箱に一杯、日頃、読めなかった本を読もう!と、
たくさん持っていくのですが、血糖値が下がるせいなのか?よく読めません。(漫画は読めます(笑)

ちなみに今年、僕は毎朝5時から、海沿いの崖道を3時間ぐらいかけて、15kmハードにウオーキングを日課にしていました。(それでも朝8時には終ってしまいます)

城ヶ崎海岸沿い、自然観察道を歩きます。

のべ100時間ちかく、なにも食べなくても、バテル事なく、毎日、長い距離を歩くことができるのは、とても不思議な気分です。

飢餓という生命危機に対応する遺伝子のスイッチが、一旦入れば、内蔵に溜め込んだ脂肪をバックアップ電源にして、ハードに動ける能力を、自分の体で実体験できます。
「俺は最新の電気自動車」だって(笑

〜大事な事〜

むしろ大事なのは、飢餓の状態(そんなに食べたいとは思いませんが)からの回復食にポイントがあります。

断食最初の3日間で5kgぐらい体重が落ちるのですが、それからは、ゆるやかに2kgぐらい戻していきます。

玄米おかゆの上澄み液から始まって、丁寧に食液の濃度を上げていき、精神的、肉体的にリバウンドをしないよう、社会復帰に向けてていねいに体を慣らしていくわけです。


断食明けの最初の食事(玄米おかゆ)!

真ん中にあるのは、極小梅干しです。ありがたや ありがたや。

断食と同じ日数をかけて、回復食をしていく事がとても大事なのですが、これが自宅では、なかなかできない。

ハードなダイエットをやっても、終わった瞬間、やった!ご飯だ!と、餓狼のように、普通の食事にかぶりつけば、あっという間に、リバウンドしてしまいます。

意外と思われるかもしれませんが、少しづつ食べる量を増やしていき、最終日は、フルコースを食べて、お腹いっぱい、満腹達成感を持って帰ります。


帰京の日、最後の朝食。
地元、伊豆の食材を使ったフルコース!
やった v(^ ^)

お酒や甘いものへの執着が無くなり、食事も薄味に

精神的にも肉体的にもリセットした状態がしばらくつづくので、散歩やランニング、健康的な食生活を取り入れるチャンスになります。

めまぐるしく変化する経済情勢、ふりかかる天変地異、やっとの思いで定年までこぎ着けても、年金は蜃気楼のように延長、延長、、、

今の社会人で、ハッピーリタイア後、国が面倒見てくれる事を、無条件に信じている人は、よほどのお人好しと言えるでしょう。

あの公務員、年金天国、南欧の陽気なギリシャやイタリアの人たちにも、災い?が降り掛かっている昨今ですから(笑


『最後よってたつところは、自分の体』

額に汗して末永く、働かなきゃ行けない時代に生まれた私達。

こうなったら、覚悟を決めて、時々は、体をいたわってあげて、1日でも長く、元気に働けるように!
60歳になっても、 会社からも働いてくださいと頼まれるように!
社長も、どこかの会社みたいに、社員にとって老害にならないように(笑
ありたいと思います。

↓↓↓ご参考までに!↓↓↓
<伊豆やすらぎの里>http://www.y-sato.com/