【Made in JAPAN センサー物語】モノづくりを支える接触式センサー

日本のモノづくり現場で活躍している『産業ロボット』

自動車や半導体の製造には、この産業ロボットによる自動化が欠かせませんが、そこには、ロボットによるモノづくりを陰で支える、メトロールの Made in JAPAN の技があります。

〔光センサ〕〔タッチセンサ〕〔画像センサ〕〔角度センサ〕〔速度センサ〕

ロボットには、その目となり、手となる、最新のデジタルセンサがたくさん搭載されていますが、中でも重要なのが、ロボットの始動原点位置を決める〔位置決めセンサ〕です。

例えば、自動車の溶接ロボット。

自動で搬送されてきた車体に、溶接ロボットが一斉に溶接を始めるのですが、いくら溶接ロボットが、コンピューターのプログラム通りに動いても、もともとの始動位置が狂っていれば、正確な溶接ができません。

しかし、最新のデジタル技術をもってしても、その位置を正確に決めるのは至難の技。

そこで活躍しているのが、メトロールの『精密位置決めスイッチ』です。

ロボットの始動位置を「精密位置決めスイッチ」で制御。

その位置決め精度は、0.5ミクロン。
1ミリの2000分の1もの正確さで、ロボットの位置を決めることができるのです。

実はこのスイッチ、分解すると、全て機械部品で構成されています。
電子部品などのデジタル技術は、いっさい使っていません。

日本の「精密加工技術」と「精密組立技術」のアナログ技術の組合せで、光センサや、タッチセンサなどの最新デジタル技術ではマネのできない、超高精度の位置決めを実現しているのです。

CNC工作機械のドリルの『原点出し』
冷却オイルの飛び散る悪環境下で、ドリルの摩耗を、0.5ミクロンの精度で検出します。