【第5回】中小企業のBCP地震対策 〜ラップしてポンの簡易トイレ編〜
目次
災害にそなえて一番必要なモノ、それは!?
みなさん、災害への「備え」はもうお済みですか?
3.11の東日本大震災を機に、みなさんのオフィスや工場でも、本格的に緊急備蓄品をストックし始めたところも多いのではないでしょうか。
さて、この備蓄品ですが、電気や交通インフラが回復する3~5日分を目安にストックすれば良いといわれています。
〔最低限用意しておきたい備蓄品〕
その1:水・非常用レトルト食料
その2:ラジオ・ライト・電池等の電気機器
その3:応急救護セット
しかし!?実は、一番大事なある「モノ」が忘れ られていることにお気づきでしょうか。
毎日必要なのに、身近すぎて意識しないもの、、、
そうそれは、『トイレ問題』です!
電気や交通などのインフラは3日間、電話などの通信は7日間をメドに復旧するといわれていますが、トイレの稼働に必要な上下水道は、ナント!?復旧まで3週間以上を要するのです。
理由は簡単、配管が地中に埋まっているから…
断線や安全確認に手間がかかってしまい、復旧が一番最後になってしまうのです。
災害にそなえて一番必要なもの、それはトイレなのです!
ラップしてポン?携帯トイレの常識が変わる!
長期化する被災生活では、なんといってもこの『トイレ問題』が、一番のストレス!
仮設トイレは汲取りが間に合わず、不衛生で嫌っ!遠くて使いづらいなどなど、ストレスは増すばかりなのです。
先日、屋久島へ登山に行ってきたのですが、ナントそこでも「トイレ問題」が発生!
現地のトイレの多くは簡易トイレで、自らの排泄物は、リュックに詰めて下山しなければなりませんでした…
お菓子やお弁当と一緒にリュックに詰める事に、特にキレイ好きな女性は大変な抵抗があったのです。
そこでメトロールが導入したのが、排泄物を簡単パウチで一発解決の「携帯パッキングトイレ」です。
携帯トイレといえば、一回ごとに自分で封をして、ゴミ箱にポイ、、、汚くて臭い、、、と思い込んでいませんか?
実はこの「携帯パッキングトイレ」、排泄ごとに水を使わず、においと排泄物を電動ラッピング!
排泄物を防臭フィルムで熱圧着する事で、臭いや二次感染の原因となる菌も完全シャットアウト。
あとはポンと捨てるだけという優れモノなのです。
その名も『ラップポン』!使い方はとてもカンタン↓↓↓
▲コレがラップポン!とても小さくて、持ち運びも組み立ても簡単。
1. 専用凝固剤を入れて排泄を済ませます。
2. スイッチを押す(電源はバッテリー式なので、停電時も安心、満充電で50回使用できます。)
3. 90秒後、底トレイからラップ済み袋を取り出すだけ。
オプションの「段ボール型パーティション」を使えば、アッという間に、簡易トイレの出来上がり!
マンションや医療や介護の現場、アウトドアなど様々なシーンで続々と採用されているそうです。
ラッピングトイレ vs バイオトイレ!
なんでも比較検討しなければ気が済まない、私たちメトロール。
じつは、この『ラップポン』を導入するにあたり、様々なトイレを比較検討しました。
その中で、最終候補まで残ったのが『バイオトイレ』!
生きた細菌が排泄物を自然分解し、バイオの力でクリーンに処理する、ハイテクトイレです。
環境に配慮した「簡易トイレ」として、富士山麓や尾瀬など、世界遺産に多く設置されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
しかし、生きた細菌を保つため、一定の温度調整と、定期的な菌の入れ替えが必要ということが判明。
数十年に一度の災害に備えるには、不向きでした…
(もちろん、環境に優しい常設トイレとしては、バツグンですヨ!)
普段の生活の中で、無くてはならないモノこそ、見落としがちになってしまいます。
トイレもそのひとつ!皆さんもぜひ一度、災害備蓄品を見直してみてはいかがでしょうか。
今回ブログで紹介した、携帯ラッピングトイレはコチラ↓
日本セイフティー株式会社『ラップポン』… wrappon.com
→次回は『いつも枕元には衛星携帯電話《緊急対策本部》を立ち上げろ!』をお送り致します。
どうぞお楽しみに!