〔北京CIMT2015〕工作機械とロボットで「自動化ライン」が続々!その背景に隠された中国事情とは…?
2015年4月、中国北京で開催された、『中国国際工作機械展覧会CIMT 2015』に出展しました。
現地から新鮮なリアルレポートをお届けします(^o^)/♪
2年に1度、北京で開催される国際工作機械展示会で、日本の工作機械展JIMTOFと並ぶ、世界四大展示会の一つです。
今年で14回目の開催となったCIMT2015は、31万人を超える工作機械エンジニアが来場。
工作機械や産業用ロボットはもちろん、工具や機械要素の専門エリアと、
国・地域別の出展ブースが所狭しと並びます。
目次
まさかの入場規制!?
開催初日は、押し寄せる来場者で、朝から入場規制が!
ようやく入場ゲートをくぐり、X線での手荷物検査を終えると、、
そこには厳重武装の警察官がズラリ・・・(@@)!
世界最大級の国際展示会ということもあって、セキュリティもばっちりですネ。
東京ドーム3個分の会場には、展示ブースがギッシリ!?
会場面積13万㎡という広さにも関わらず、隅から隅までものすごい活気と熱気です!
人と機械に埋もれそうになりながら、現地工作機械メーカー様のブースで、
メトロールの「CNCマシニングセンタ用ツールセッタ」を発見(^^)♪
Made in JAPANは負けないゾ!という思いがあるからこそ、海外の展示会で自社製品に遭遇すると、感動もヒトシオ(*^_^*)
そんな熱い思いも伝わってか、美徳龍メトロールブースもお客様で大にぎわい!
中国でのロボット需要増加、その背景とは・・・?
今回のCIMT展では、CNC工作機械とロボットを組み合わせた「工場自動化ライン」が多く展示されていました。
そんな最新のトレンドにいち早く反応したのは、展示会主催者。
次回開催のロボット展では、企業の枠を越えた「工場自動化ライン」専用展示エリアが設けられるそうです。
中国ではキャリアを積んだエンジニアが、その技術を持ち出して、ライバル企業に転職してしまうケースが後を絶たず、人材の確保・定着が課題になっています。
「人よりも、転職をしないロボットの方が信頼できる。」そんな裏事情もあって、初期投資が高くても、中国でのロボットによる自動化が、日本を追い抜くスピードで進んでいます。
人件費の安いとされた中国で無人工場が実現するのも、そう遠い日のことではないかもしれません。
北京でおなじみのサソリ串!?
北京の中心部にある後海(ホウハイ)は、デートスポットとして知られており、湖を囲むようにジャズバーや屋台が立ち並びます。
現地スタッフにつれられるまま歩いていると・・・
ゲゲゲッ、、、∑(゚Д゚;)
やはり遭遇してしましました!
北京といえば!?おなじみ、サソリやタツノオトシゴの串。
日本で"ゲテモノ"とされるサソリ串も、中国では日常風景 。
この"ゲテモノ"に全く興味を示さない現地スタッフをよそに、
ついついカメラを向けてしまう私。
ただ、観光客以外の購入者はいるのでしょうか・・・?(^_^;)
今回も"ゲテモノ"遭遇と共に、北京展示会の幕を下ろしたのでした。