【品質への取り組み】IP67 防水構造へのこだわり
メトロールの「精密位置決めスイッチ」の特長のひとつが、高い防水性です。
高精度だが簡単に壊れてしまう…のではなく、
切粉やクーラントの飛び散る悪環境でも高い精度を発揮できる「防水構造」を、長年に渡り追求しています。
1977年、トヨタ自動車株式会社との共同開発で誕生した防水形「精密位置決めスイッチ」は、
自動車製造ラインの過酷な環境下でも使用できる、IP67の防水仕様。
クーラントの浸入も防げるよう、スイッチの密閉構造を徹底しています。
目次
全数検査で防水性を保証
完成した、IP67タイプの「精密位置決めスイッチ」は、製造の最終段階で、全数防水検査が行われます。
スイッチ内にエア圧力をかけ、内圧計で空気の漏れがないかを検査。
もし測定数値に異常があれば、水を張った水槽にスイッチを沈め、もう一度エアを注入します。
密閉不良の箇所を探り、更なる製品改良につなげるためです。
水の浸入を防ぐ工夫
密閉構造の要を担うのは、黒いジャバラのゴムブーツ。
水だけでなく、広範囲のクーラント(主にアルカリ性)の浸入も防げるよう、
耐薬品性の高いゴム素材を使用し、特別な配合で混ぜてつくられた唯一無二の特注品です。
この特殊なゴムブーツによって、防水形「精密位置決めスイッチ」は、切粉やクーラントが飛散する悪環境下でも耐久性を発揮できるのです。
防水仕様へのこだわりが詰まった、IP67の「精密位置決めスイッチ」。
悪環境下で高精度検出を実現し、CNC工作機械や自動車製造ラインなど、多くの製造現場で活躍しています。