顕微鏡の平衡出しを、ミクロン精度で検出
医療業界
海外の有名光学メーカのOEM製品で高いシェアを誇る、光学機器メーカー様です。
医療機器部門の設計ご担当者様より、脳神経外科手術用の顕微鏡の「平衡出し」についてご相談をいただきました。
目次
お客様の課題
0.05mmの血管を接合する脳神経外科手術において、医師の目となる顕微鏡を、常に平衡に保つためのセンサーをお探しでした。
「光センサ」や「角度センサ」の使用も検討されたそうですが、精度が安定しないため、顕微鏡の平衡を一定に保つことができず、お困りでした。
また、センサーのサイズも大きいため、装置の中に組み込むことも困難です。
失敗が許されない血管接合手術において、より安定した施術を可能にできないかと、お問い合わせを頂きました。
課題のポイント
光センサの精度が安定しない
センサーが大きく、装置に組み込むことができない
メトロールのご提案
「光センサ」や「角度センサ」は、アンプを内蔵しているため、外部環境の変化による温度ドリフトがあり、機械の平衡をミクロンレベルで検出することができません。
メトロールの「超小形精密位置決めスイッチ」は、アンプを使用しない精密機械式により、外部環境の変化の影響を受けず、1μmの繰返し精度を安定して発揮。
M5×17mmの極小サイズで、顕微鏡本体への内蔵を可能にします。
顕微鏡を常に平衡に保つ事で、難易度の高い手術をサポートすることが可能になりました。
採用結果
アンプ不要で、精度の高い平衡出しが実現
超小型サイズで、装置への組み込みが可能に
担当者のコメント
今回ご紹介した事例をはじめ、放射線治療装置の「放射線照射スリットの位置決め」や、注射針の「精密穴加工」など、人命を預かる医療機器業界でも多数採用実績があります。
また、世界最小サイズが話題となり、経済産業省後援『世界一展』など、メディアにも多数取り上げていただきました!
評価用サンプルの貸し出しも可能です。
センサーの精度向上・省スペースでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
本事例でご紹介した製品はこちら
超小型PT-タッチスイッチ
M5×17mmの世界最小サイズ!!
機械の小形化と精度向上が実現します