CNCマシニングセンタのツール摩耗検出で、加工精度向上が実現
精密加工業界
大手航空宇宙メーカー向けに、精密部品を製造している、精密機械加工メーカー様です。
切削部門のご担当者様より、マシニングセンタによる切削時の、ツールの「摩耗検出」についてご相談いただきました。
目次
お客様の課題
CNCマシニングセンタで精密部品を切削する際、ツールの摩耗により、加工精度が落ちてしまうことがあり、お困りでした。
宇宙開発に使用される、精密部品のため、1μm精度の加工精度が要求されるのですが、ツールの摩耗を補正するためには、熟練によるツールプリセットが必要になり、試し削り・計測・NC入力などで、稼働率が落ちてしまいます。
また、24時間稼働のため、無人運転時中のツール折損による、不良品の発生も問題となっていました。
課題のポイント
マシニングセンタのツールの摩耗を、1μm精度で検出したい
熟練によるツールプリセットで、稼働率が低下
ツール折損による、不良品の発生を防ぎたい
メトロールのご提案
切削による摩耗・昼と夜の温度差・機械の熱変位など、クーラントや切粉の飛び散るCNC工作機械の過酷な悪環境下で、ツールの長さは常に変動しています。
メトロールの「ツールセッタ」は、ツールの工具長の数値を、NCにフィードバックすることで、ツールの摩耗を1μm精度で検出し補正。
従来の試し削り・計測・NC入力などの熟練が不要になり、機械の稼働率が大幅に向上します。
また、無人運転中のツール折損を自動で検出し、機械を自動停止することで、不良品の発生を未然に防ぐことができます。
採用結果
マシニングセンタのツールの摩耗を、1μm精度で検出
熟練によるツールプリセットが不要になり、稼働率が向上
ツール折損を自動で検出し、不良品の発生を未然に防止
担当者のコメント
1983年に開発された、当社「ツールセッタ」は、その高い精度と耐久性が評判となり、今では、世界17カ国・70社以上の工作機械メーカーに採用されています。
(2014年には、経済産業省「グローバルニッチトップ100選」を受賞しました)
案件によっては、後付け専門のレトロフィット業者もご紹介することが可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
本事例でご紹介した製品はこちら
CNCマシニングセンタ用ツールセッタ
マシニングセンタのツールの摩耗を、1μm精度で検出!!
CNC工作機械の加工精度向上が実現します