プレス金型に挟み込んだ異物によるスキマを、非接触で安定検出
金型業界
大手自動車メーカー向けに、足回り部品を製造している、自動車部品メーカー様です。
プレス加工部門のご担当者様より、油圧プレスの際に挟んでしまった異物による「スキマの検出」についてご相談をいただきました。
目次
お客様の課題
電動サーボ式の油圧プレス機で、自動車足回り部品のプレス加工をされていましたが、プレスの際、上型と下型に異物を挟んでしまい、スキマができてしまうことがあり、お困りでした。
上型と下型の10μmの僅かなスキマでも、不良品となってしまいます。
金型周りは高温のため、「非接触式」での検出方法をお探しでしたが、従来の「エアセンサ」の精度は±10μm程度と低く、10μm以下の異物によるスキマを検出することができません。
金型技術をテーマにした専門展示会「インターモールド展」にご来場頂いた事をきっかけに、当社のセンサーを知り、お問い合わせいただきました。
課題のポイント
異物による10μmのスキマを、非接触で検出したい
メトロールのご提案
「エアセンサ」や「ギャップセンサ」などの空圧式センサーは、検出部に "圧力変換素子" と呼ばれる感圧エレメントを用いており、温度ドリフトによる信号点のバラツキが多く、精密な密着確認には向いていません。
メトロールの「エアマイクロセンサ〈ショートレンジ形〉」は、従来の「エアセンサ」の10倍以上、±0.5μmの繰返し精度を発揮。
異物による10μmのスキマを安定検出でき、高い再現性で、現場での頻繁なマスター合わせも不要になります。
採用結果
10μmの僅かなスキマを、非接触で安定して検出
担当者のコメント
今回ご紹介した事例以外にも、レンズ成形金型の「原点出し」や、鋳物成形金型の「ズレ検知」など、高い精度が求められる金型業界で続々と採用されています。
また、非接触式の「エアマイクロセンサ」だけではなく、接触式の「耐熱形スイッチ」を使用する事で、金型の小形化が実現した事例も多数ございます。
金型の密着確認でお困りのことがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
本事例でご紹介した製品はこちら
エアマイクロセンサ〈ショートレンジ形〉
異物による10μmのスキマを、非接触で安定検出!!
金型の精密密着/着座確認が実現します