CNC旋盤チャック時のワーク着座を、±0.5μmの精度で検出

農業機械業界

農業機械用エンジンを製造している、機械部品メーカー様です。
クランクシャフトの製造部門のご担当者様より、 CNC旋盤によるワークチャック時の「着座確認」について、ご相談をいただきました。

お客様の課題

エンジン用クランクシャフトを旋盤加工する際、 「ワーク」と「チャック」の、切粉による着座面の浮き上がりを検出するため、 『エアセンサ』を使用し、着座確認をされていました。

今回、エンドユーザーの加工精度要求が、100μmから35μmに上がったため、 従来のエアセンサ(繰返し精度50μm)では、要求に応えることができずお困りの所、 当社営業がお伺いしたのをキッカケに、お問い合わせを頂きました。

エンドユーザーからの精度要求は35μmですが、 加工による寸法公差も見込み、 10μm以上の繰返し精度で着座確認をされたいとのことでした。

課題のポイント

10μm以上の繰返し精度で、旋盤チャック時のワークの着座を確認したい

メトロールのご提案

CNC旋盤に採用されている『エアセンサ』は、主に加工時のワークのチャック確認に使用されていますが、 実はその多くは、ワークの”有無検出”用で、精密な”着座確認”には向いていません。

メトロールの『エアマイクロセンサ』は、独自開発の空圧回路を搭載した、非接触式のエアセンサ。
従来の『エアセンサ』の10倍以上、±0.5μmの繰返し精度で、切粉による「ワーク」と「チャック」の10μmの浮き上がりを安定して検出し、精密旋盤加工を実現します。

採用結果

±0.5μmの繰返し精度で、ワークの着座を確認することで、旋盤の加工精度向上が実現

担当者のコメント

今回ご提案した「エアマイクロセンサ」は、 農業機械業界以外にも、ハイブリッドエンジンの切削加工や、ABS部品の旋盤加工など、 高い精度が求められる自動車業界にも多く採用されています。

「着座確認をしても、加工精度がでない、、、」
「応答速度が遅いため、生産性が向上しない・・・」
など現場の様々な声に、お応えしております。

試用評価用サンプルもご用意しておりますので、
是非お気軽にお問い合わせください。

本事例でご紹介した製品はこちら

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