表面の粗いワークの着座を、±5μm精度で確実に検出
自動車業界
大手自動車メーカー向けにエンジン部品を製造している、精密機械加工メーカー様です。
スリーブ部品加工のご担当者様より、CNC旋盤のワークチャック時の「着座確認」について、ご相談いただきました。
目次
お客様の課題
エンジンミッション用のスリーブ部品を、CNC旋盤で加工する際、「エア式ギャップセンサ」でワークチャック時の着座確認をされていました。
ワークの表面が粗いため、着座の検出距離を200μmに設定されていましたが、センサの精度が低く、着座不良による加工不良が頻繁に発生し、お困りでした。
CNC旋盤に標準で搭載されていた「エア式ギャップセンサ」をお使いのところ、当社営業がPR訪問させていただいたのをきっかけに、お問い合わせをいただきました。
課題のポイント
ワークの表面が粗く、「エア式ギャップセンサ」の精度バラツキが大きい。
誤検知により、加工不良や機械停止が発生。
メトロールのご提案
CNC旋盤に標準で搭載されている「エア式ギャップセンサ」は、主にワークの有無検知に用いられるため、高い精度が求められるワークの着座確認には向いていません。
さらに、ワークの表面が粗いほど、誤検知のリスクが高まります。
メトロールの「エアマイクロセンサ ロングレンジ形」は、80-350μmまでの検出距離に対応。
ダイカスト部品や鋳物など、面粗度の粗いワークでも、±5μmの精度でワークの着座を確実に検出することができます。
また、既にお使いのエア配管をそのまま使用できるので、センサの後付けも簡単。
スリーブ部品の鋳肌の精密な着座確認で、加工不良の発生を確実に防止します。
採用結果
表面の粗いワークでも、±5μmの着座精度を発揮。
精密着座確認で、加工不良を防止。
担当者のコメント
ワークの表面が粗く、ギャップセンサでは誤検知してしまう・・・
というお客様のお困りの声を元に製品開発致しました。
ワーク表面が粗くても、精密な着座確認をされたい様々な業界のお客さまに、多数採用頂いております。
営業訪問によるデモ実演で、実際の精度をご確認いただくことも可能です。
「ギャップセンサ」の着座精度不良でお困りの方は、ぜひお問い合わせください。
本事例でご紹介した製品はこちら
エアマイクロセンサ〈ロングレンジ形〉
従来の「ギャップセンサ」の常識が覆る!
表面の粗いワークや、大型ワークと治具の80〜350µmのスキマを、
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