ワークのセットミスを無線で確認し、機械の破損を未然に防止
自動車業界
国内外の二輪車製造で高いシェアを誇る、大手輸送機器メーカー様です。
エンジンユニット製造のご担当者様より、タレット旋盤でのワークの「位置決め」について、ご相談いただきました。
目次
お客様の課題
クランクシャフト部品のボーリング加工に、タレット旋盤をお使いでしたが、
シャフト部品のワークセットミスで、ツールホルダーを破損してしまうことがあり、お困りでした。
シャフト部品にロケーターをはめ込み、加工を開始するのですが、
シャフト部品のセット位置がズレていると、ロケーターが定位置にはまらず、加工時にツールホルダーを破損してしまいます。
ワークのセットミスを検知し、ツールホルダーの破損を未然に防止するため、タレット旋盤でも後付け可能な「無線式位置決めセンサ」をお探しのところ、インターネットで当社の製品をお知りになり、お問い合わせいただきました。
課題のポイント
ワークのセットミスが原因で、加工時にツールホルダーを破損してしまう。
メトロールのご提案
配線の取り回しが難しいタレット旋盤での「位置決め」には、メトロールの「ワイヤレス位置決めスイッチ」が最適です。
ロケーター内部に「ワイヤレス位置決めスイッチ」を搭載し、ワークの位置ズレを無線で確認。
シャフト部品に、ロケーターが正確に差し込まれているかを判別することで、
加工前のワークのセットミスを検出し、ツールホルダーの破損を未然に防止することができます。
また、2.4GHz帯のFSK無線システムを採用しているので、ノイズの多い最新の工場でも、電波干渉がなく、安定した通信が可能です。
採用結果
ワークのセットミスを無線で検出し、ツールホルダーの破損を未然に防止。
担当者のコメント
機械の破損による生産ラインの停止は、交換の手間や費用だけでなく、生産性の低下により大きな機会損失に繋がることも…。
センサによる位置決めで、大きな損失を防ぐ仕組みを作ることが大切です。
工作機械内でのセンサの無線化や、加工ワークの位置決めでお困りでしたら、ぜひ一度メトロールまでご相談ください。
本事例でご紹介した製品はこちら
ワイヤレス着座スイッチ
ワークの着座を無線で確認!!
赤外線通信が困難な、五軸加工機やパレットチェンジャー、ロータリーテーブルでの、ワーク精密着座確認が実現。