プレス金型とアルミ鋳物の着座を、±5μm精度で検出
金型業界
自動車部品メーカー向けにプレス金型を製造している、精密プレス機メーカー様です。
機構設計部門のご担当者様より、アルミ鋳物の「着座確認」について、ご相談いただきました。
目次
お客様の課題
プレス機で、自動車用アルミ鋳物を打ち抜く際、部品の着座不良による、プレス加工の不良の発生でお困りでした。
外段取りでアルミ鋳物部品をセットし、打ち抜き加工に移るのですが、装置の奥で加工が行われるため、ワークが正しくセットされているかを、目視で確認することができません。
プレス加工の不良の発生を防止するには、「ワーク」と「金型」の正確な着座確認が不可欠ですが、従来の空圧式ギャップセンサでは、表面の粗いアルミ鋳物の着座を正確に検出することができませんでした。
ワークに傷がつくのを避けるため、非接触で正確な着座確認ができるセンサをお探しのところ、
インターネット検索で、当社ホームページをご覧いただいたのをきっかけに、お問い合わせいただきました。
課題のポイント
ワークの着座不良による、プレス加工の不良の発生を防ぎたい
ワークを傷つけないよう、非接触で検出したい
メトロールのご提案
異物の噛み込みによる着座不良は、プレス加工の不良発生の、大きな原因のひとつです。
従来の空圧式『ギャップセンサ』は、許容公差が大きくなると、繰返し精度にバラつきが出てしまうため、大型ワークや面粗度の粗いアルミ鋳物などの「精密着座確認」には向いていません。
メトロールの『エアマイクロセンサ』ロングレンジ形は、80-350μmの許容公差に対応。
ダイカスト部品や鋳物など、面粗度の粗いワークでも、±5μmの精度でワークの着座を確実に検出することができます。
正確な「着座確認」により、プレス加工の不良の発生を未然に防ぎます。
採用結果
ワークの着座不良を、±5μm繰返し精度で検出し、プレス加工不良の発生を未然に防止
エアによる非接触検出で、ワークを傷つけない
担当者のコメント
今回ご紹介したエアマイクロセンサ〔ロングレンジ形〕は、
「アルミダイカストや鋳物などの表面の粗いワークでも、精密に着座を検出ができるセンサがあれば、加工不良を防止できるのに…」という、お客様の声をもとに開発しました。
信号点の設定も、許容公差のマスタを挟んで、ボタンを押すだけ。
ワンプッシュ操作で使いやすい、電子式です。
当社営業が直接お伺いし、実機によるデモ実演も可能です。
ワークの着座不良による、加工不良でお困りのお客様、ぜひお気軽にご相談ください。
本事例でご紹介した製品はこちら
エアマイクロセンサ《ロングレンジ形》
従来の空圧式「ギャップセンサ」の常識が覆る!
表面の粗いワークや、大型ワークと治具の80-350μmのスキマを、
±5μm繰返し精度で安定検出!