【事例】加工テーブルXY軸のズレを、0.5μm繰返し精度で検出
自動車業界
自動車メーカー向けにエンジン部品を製造している、自動車部品メーカー様です。
切削加工の生産技術ご担当者様より、タッピングセンタの加工テーブルの「位置決め」について、ご相談いただきました。
目次
お客様の課題
タッピングセンタでエンジン用ターボチャージャーを加工する際、加工テーブルのXY軸がミクロン単位でズレてしまうことがあり、お困りでした。
「近接センサ」や「光センサ」による加工テーブルの位置決めも検討しましたが、工作機械機内は、切粉やクーラントが飛び散る悪環境のため、誤検知が多発してしまいます。
加工テーブルの僅かなズレが、ターボチャージャーの品質に影響するため、悪環境下でも精度の高い位置決めができるセンサをお探しでした。
課題のポイント
加工テーブルXY軸の、ミクロン単位のズレを検出したい
切粉やクーラントが飛び散る悪環境下のため、非接触センサが誤検知
メトロールのご提案
工作機械機内では、精度の高いセンサも、金属切粉やクーラントミストの飛散で、誤検知を起こしてしまいます。
メトロールの「精密位置決めスイッチ」は、耐クーラント性の高いフッ素ゴムを採用した、密閉構造の接触式スイッチ。
切粉やクーラントが飛び散る工作機械の悪環境下でも、加工テーブルに直接接触し安定検知。
0.5μmの繰返し精度で、ターボチャージャーの高精度加工が実現します。
採用結果
加工テーブルXY軸のズレを、0.5μm繰返し精度で検出
切粉やクーラントが飛び散る悪環境下でも、接触式で安定検知
担当者のコメント
今回ご紹介した「精密位置決めスイッチ」は、CNCマシニングセンタのツールの磨耗検出や、CNC研削盤のワークの端面計測など、工作機械の悪環境下での位置決めで、多数採用いただいています。
本事例でご紹介した製品はこちら
高精度MT-タッチスイッチ
0.5μmの繰返し精度!!
切粉やクーラントが飛び散る工作機械の悪環境下でも、安定検知。