CNCタレット旋盤の熱変位補正で、バー材のL寸不良の発生を撲滅
自動車業界
パワーステアリング部品を製造している、自動車部品メーカー様です。
生産技術のご担当者様より、CNCタレット旋盤の「熱変位補正」について、ご相談いただきました。
目次
お客様の課題
パワーステアリング部品のバー材加工にCNCタレット旋盤をお使いでしたが、機械の熱変位により、加工原点がズレてしまいお困りでした。
加工公差20μmと高い精度が求められていますが、熱膨張したまま加工を続けると、バー材のL寸不良が発生してしまいます。
L寸不良の発生を未然に防止するため、CNCタレット旋盤に後付けが可能な「原点出しセンサ」
をお探しのところ、当社サイトをご覧いただき、お問い合わせいただきました。
課題のポイント
CNCタレット旋盤の熱変位により、バー材のL寸不良が発生。
メトロールのご提案
従来、CNCタレット旋盤など回転するツールホルダーへのセンサの後付けは、
配線の取り回しが難しく、「有線式センサ」の搭載が困難。
また、工場内はノイズや遮蔽物が多く、赤外線方式の「無線センサ」では安定した通信を行うことができませんでした。
メトロールの「ワイヤレス寸法判別スイッチ」は、2.4GHz帯のFSK無線システムを採用、
ノイズや遮蔽物の多い工作機械の中でも、安定した通信が可能。
タレット旋盤のツールホルダに後付け、加工原点を±0.5μm繰返し精度で検出、
工作機械の熱変位補正で、バー材のL寸不良の発生を未然に防止します。
採用結果
CNCタレット旋盤に、ワイヤレススイッチを後付け。
±0.5μm繰返し精度で熱変位補正、バー材のL寸不良の発生を未然に防止。
担当者のコメント
バー材のフィード不良や、切粉によるチャック不良など、CNCタレット旋盤のL寸不良でお困りの方、ぜひ一度メトロールにご相談ください。
本事例でご紹介した製品はこちら
CNCタレット旋盤用ワイヤレス寸法判別スイッチ
CNCタレット旋盤に、ワイヤレススイッチを後付け。
±0.5μm繰返し精度で熱変位補正、バー材のL寸不良の発生を未然に防止。