タレット旋盤の、ワークチャック時の僅かな「浮き上がり」を無線スイッチで検出
自動車業界
大手自動車メーカー向けに、精密部品を製造している自動車部品メーカー様です。
旋盤加工のご担当者様より、タレット旋盤のワークチャック時の「浮き上がり」について、ご相談いただきました。
目次
お客様の課題
CNCタレット旋盤をお使いでしたが、加工ワークの精度不良でお困りでした。
ワークとチャックの間に「切粉」を挟み込んでしまい、ワークが浮き上がったまま、
加工工程に進んでしまうのが原因です。
加工不良の発生を未然に防止するため、タレット旋盤に後付け可能なセンサをお探しのところ、
当社の営業が訪問したのをきっかけに、ご相談いただきました。
課題のポイント
ワークとチャックの間に「切粉」を挟み込んでしまい、加工不良品が発生
メトロールのご提案
CNCタレット旋盤へのセンサの後付けは、配線の取り回しが難しく、
ギャップセンサや有線式センサの搭載が困難です。
また、工場内はノイズが多く、機内の遮蔽物も多いため、
赤外線式の無線センサでは安定した通信を行うことができません。
メトロールの「ワイヤレス寸法判別スイッチ」は、2.4GHz帯のFSK無線システムを採用。
ノイズや遮蔽物の多い工場内でも、最大15mの伝達範囲で安定した通信が可能です。
ツールホルダに簡単に後付けができ、
1μm繰返し精度でワークとチャックの僅かな浮き上がりを検出。
加工不良品の発生を未然に防止します。
採用結果
「切粉」による僅かな浮き上がりを無線で検出、加工不良を未然に防止
配線不要で、ツールホルダーに後付けが簡単
担当者のコメント
今回ご紹介した「ワイヤレス寸法判別スイッチ」は、タレット旋盤のバー材のL寸不良判別をはじめ、機械の熱変位補正などタレット旋盤の加工不良撲滅に多数採用いただいております。
タレット旋盤の加工不良でお困りの方、ぜひ一度メトロールにご相談ください。
本事例でご紹介した製品はこちら
CNCタレット旋盤用ワイヤレス寸法判別スイッチ
1μm繰返し精度で、ワークの浮き上がりを検出。
ワイヤレスだから、旋盤のツールホルダーに後付けが可能。